このブログ運営者である私の旅行遍歴を少しご紹介します。
今でこそ旅行や飛行機に関する記事を執筆していますが、元は箱入り娘。
箱に入っていたが故、行きたい!が溢れ出た20代のちょっと破天荒な旅の数々。
ブログの根源である20代の旅行遍歴をここに記しておきたいと思います。
- 福岡県で生まれた箱入り娘
- 高校3年生まで門限17時
- 高校やアルバイトは母の送迎付き
- 九州・山口から出たことがない
箱入り娘の初めての旅と人生の転機
そんな世間知らずの私に初めての転機が訪れたのは高校3年生の春。
母がサプライズで沖縄旅行に連れて行ってくれたのです。
初めての空港に、初めての飛行機。
そして初めての沖縄。
沖縄の街並みや異文化、気候の違い、きれいな海。沖縄のすべてが新鮮で高校生の私はかなり刺激を受けました。
そして非日常でワクワクする空港から飛行機に乗って旅行に行くことは、こんなにも楽しいものなんだと知る。このとき旅行に連れて行ってくれた母には感謝しかありません。
高校生活は楽しかった沖縄の思い出をモチベーションに進学受験、卒業を迎え、卒業旅行の時期。友人たちと大阪・ユニバーサルスタジオジャパンに行く計画を立てましたが、箱入り娘の私はあっけなく旅行を却下され不発に終わりました。
飛行機に乗ればこんなにも自由に世界中を旅することができるのに、私はどこにも行けないんだ。もっといろんなところを見てみたい!そんな思いを抱えながら家から通える専門学校に進学。
アルバイトも始め、さすがに門限も17時から21時となり、おとなしく実家暮らしで学生生活を過ごしていました。
そして20歳の夏。2回目の転機がやってきます。
まさか山口県より北に行ったことのない私が東京に就職決定。
20歳の私は、東京の高い家賃と引き換えに自由を手に入れたのです。
日本全国、津々浦々を見てみたい
東京には友人がいなかったので、もっぱら同期と東京・神奈川・千葉をお出かけをする1年目。
そして気の合う同期Yと出会い、社会人2年目から行動範囲が爆発的に広がるのです。同期Yをはじめ、周囲を巻き込み休日には飛行機に乗ってどこかへ出かける。そんな生活をしていました。
- 初めての同期旅行は宮古島(沖縄県)
- 世界遺産の島・軍艦島の旅(長崎県)
- プロペラ機に乗りたくて大島へ(東京都)
- 日本最北端に行きたい!稚内&利尻島(北海道)
- ラクダに乗りたい!鳥取砂丘行こう(鳥取県)
- 旬のさくらんぼを食べに山形へ
- サーフィンがしたい!宮崎行こ!
- 四国は一周するもの
- 渦潮を見たくて徳島&神戸へ
- 歴史を学びに広島・宮島へ
- 東日本大震災沿岸ドライブ
- そうだ、京都にいこう。
- あてもなく岡山・倉敷旅
- 出雲大社と世界遺産・石見銀山(島根)
- イルカと泳ぎたい!利島へ(東京都)
- 猛吹雪の中、白川郷を拝む(岐阜)
- ラベンダー畑を見に富良野へ(北海道)
- 同期Yと最後の旅。日本最南端へ!波照間島(沖縄県)
細かいところはまだたくさんありますが、20代は日帰りや1泊2日で日本中を旅をしていました。
きれいな海で癒されたい、島を巡りたいと思い立った日には石垣島・西表島・小浜島・竹富島・宮古島へ行き、海鮮丼が食べたいときは札幌・函館・富山・金沢へ。
夏には毎年沖縄へ行き、マリンスポーツ(シュノーケルやSUP、ダイビング)を楽しみ、冬になると新潟・長野・福島・群馬へ行きスノーボードをする。
パッと思いついて、サクッとプランを考え旅に出る。20代はそんな生活が続いていました。
もちろん仕事しながら。皆勤賞だけは貫き通すほどタフな20代。
2023年現在では、47都道府県中、41都道府県旅行済。
(残すは奈良、滋賀、三重、和歌山、福井、青森の6県)
怖いもの知らずの海外進出
初めての海外旅行のチャンスは22歳の冬に訪れました。
同期と韓国に行こう!と。
初めての海外、初めてのパスポートにすごくワクワクして楽しみにしていたのに2日前にインフルエンザになる私。あっけなく海外旅行の夢、撃沈。
フランス・パリ
23歳の夏。今度こそ初めての海外旅行へ。with母。
社会人になりなんとしても親孝行がしたかったので行き先は母のリクエストで、フランスに決定。
初めての海外旅行のくせに、飛行機もホテルも現地ツアーも全部個人手配する私。弾丸、3泊5日の旅。
世界文化遺産である修道院モン・サン・ミシェルだけは現地ツアーを予約。それ以外は自分たちで電車乗り継いでベルサイユ宮殿やディズニーランドパリ行ったのですが、今思うと怖いもの知らずが故の勢いであり恐怖でしかない。母はよくこんな私についてきてくれたなと感謝しかありません。
シャンゼリゼ通りでショッピングを楽しみ、カフェでまったり過ごす。こうして私の初めての海外旅行は大成功に終わるのです。
韓国・ソウル
時は空前のK-POPブーム。(東方神起、KARA、少女時代)
前回インフルエンザで韓国旅行の計画が流れてしまったことが悔やまれ、さらにパリ旅行の経験で調子に乗った私はその数ヶ月後、同期Wと韓国ソウルの旅1泊2日。(またもや飛行機もホテルも個人手配)
弾丸すぎて、買い物しまくって夜中も寝ずにずっと遊ぶ。海外旅行って意外となんとかなるんだなと過信。
現地で電車の乗り方を教えてくれた優しい韓国人と友人になり、会話ができずハングル文字の勉強をしましたが、学生時代の専攻は中国語だったという言い訳で韓国語断念。
ハワイ・オアフ島
韓国に一緒に行った同期Wが退職するため、最後にハワイへ2泊4日。(またもや個人手配)
ハワイに2泊で行くのは全く時間が足りないことを学ぶ。
2泊ですが、滞在中はショッピングにグルメにダイアモンドヘッドに登ったりと大満喫!のんびり過ごしたいなら4泊くらいほしいところ。
アラブ首長国連邦・ドバイ
同期Jがドバイへ転職したので、同僚と一緒に同期Jに会いにドバイへ3泊5日の旅!
ここで初めてパッケージツアーというもので旅行予約したのだけど、便利でとても快適であることに気づく。空港⇔ホテルの送迎もついてるし最高!!(今さら)
ドバイは、ラグジュアリーな街の雰囲気、砂漠の中を四駆で駆け回り酔ってダウンしたり、世界で1番高いタワー『ブルジュ・ハリファ』に登ったり、スークと呼ばれるアラビアンな市場をめぐったり。
ドバイではいろんな人に出会えて本当に行ってよかったと思える思い出の国。お金を貯めてまた行きたい!
ドイツ・ミュンヘン&フランクフルト
25歳の夏。母親をつれてドイツへ、2泊4日。飛行機とホテルは相変わらず個人手配をし、フランクフルト空港IN→ミュンヘン空港OUT。
ノイシュバンシュタイン城を中心にロマンチック街道をゆっくり旅する現地ツアーに参加。
ここで、事件。ロマンチック街道は英語オンリーのツアーに申し込みましたが、ノイシュバンシュタイン城で観光後の集合時間に30分も遅刻するというハプニング。
お城からツアーバスの駐車場に戻る連絡バスが待てど暮らせど来なかったのです。
こんなところでツアーバスに置いていかれたら生きて帰れる気がしないと焦りましたが、幸運にもツアーバスは待っていてくれていました。ありがとう。本当にありがとう。
ガイドさんと運転手さん始め、他のツアー客や母にも迷惑かけてしまい猛省。
カンボジア・シェムリアップ
26歳の夏。カンボジアにある世界遺産・アンコールワットへ!!
当時は東南アジアにあまり興味なかったのですが、体力のある若いうちに行かなきゃ!と突然思い、後輩を誘って出発の1週間前にツアーを申し込み。
海外で初めての飛行機の乗り継ぎや、東南アジア特有の文化を感じることができていい経験に。
テレビで見たことあったトゥクトゥクに実際に乗りアジアの風を感じたり、激安で激痛のマッサージ屋さんに行ったり、現地の物乞いを目の当たりしたり。
ホテルのスタッフさんと仲良くなりカンボジアのことをいろいろ教えてもらったり。
旅はいつも一期一会。それをより感じたカンボジアの旅。
二度目のフランス・パリへ
26歳の冬。これだけ海外旅行に行ったんだ。ひとり旅がしたい!と思いパリへ再び。
母親には当たり前のように反対されたけど行ったことのあるパリならいいよと了承を得た。国内ですら一人旅をしたことがないのに。
飛行機とホテルをいつものように個人手配し、地球の歩き方を片手に綿密にプランを組んだ。
2度目のパリ。テーマは『暮らすように旅する』。
2泊4日はあっという間だった。大成功に終わると思っていた最終日。ホテルを出て空港行きのバス乗り場に到着した時に事件は起きた。
お財布の中身が入ってない。そう、いつのまにかお札だけ抜き取られてた。(たぶん信号待ちしてるとき)
帰国のために空港に行かなければいけないのに、お金がないからバスに乗れない。バスはクレジットカードも使えない。もう半泣き。たまたま近くにいたPOLICEのお姉さんに泣きついたら、お金引き出せるATMに案内してくれて、無事に空港までのバス代をゲット。
バスの中で自分の情けなさに泣いた。楽しい1人旅だったのに、悔しい!!!
お札は盗られちゃったけど、パスポートとかクレジットカードとかお財布が無事でよかった。生きて帰ってこれたのだからよし。
メキシコ・カンクン&ラスベガス
28歳冬。メキシコ・カンクンへ。なんと7泊9日!!カンクンに5泊したあと、ラスベガスで2泊。
こんなに贅沢でのんびりしたのは最初で最後かもしれない。
なぜメキシコ・カンクンに行ったのかって?
理由は2つ。1つは日本から遥か遠くにあるカリブ海のリゾートでのんびりしたかったから。もう1つの理由は、セノーテと呼ばれる透明度100メートルの聖なる泉に潜るため。
水中で撮影したセノーテ
水中とは思えない神秘的な空間。水面を見上げて撮影したのですが、光のカーテンがなんとも美しい。
自分の呼吸音しか聞こえない静かな水中の世界。波もなく宙に浮いているような不思議な体験をした。
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メキシコをあとにし、乗り継ぎのラスベガスで2泊滞在。
常に賑わいをみせてくれるラスベガス。初めて訪れて2泊で足りるわけがない。
またいつかラスベガスに来たい!そう誓って帰国。
アメリカ・シカゴ
29歳夏。
いちばん仲良しだった旅仲間の同期Yが寿退社をしシカゴへ移住。別の同期Nと共にシカゴへ2泊4日で遊びに行ってきた。しかも初めてのビジネスクラス。
同期Yのシカゴの自宅はまるで映画の世界、まさに現地での生活を堪能。
巨大なスーパーで巨大なお肉やお野菜を買ってきてお庭でバーベキューしたり、近くのバーガー屋さんでランチしたり、ショッピングモールでふらふらしたり、シカゴは最高の旅だった!
引っ越した同期の家に遊びに行く。それがたまたまシカゴだった。そんな風に日本⇔シカゴの距離を感じさせない旅になったのは同期YとNのおかげ。今でも大切な友人たちです。
2度目のラスベガス&グランドキャニオン
29歳秋。ラスベガスにまた来る!という誓いから早10ヶ月。再びラスベガスへやってきた。
行きは人生2回目のビジネスクラスにサンノゼ空港へ。飛行機を乗り継いでラスベガスへ。今回は人生で1度は訪れたいと願っていたグランドサークルへ。
グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベント、モニュメントバレーぎゅぎゅっと1泊2日ツアー。
前後はラスベガスで1泊ずつしてトータル3泊5日。グランドサークルは死ぬまでに行きたいと思っていたし、20代の体力のあるうちに行けて本当によかった。
ちなみにこの時、成田空港に到着した足で大荷物を抱えたまま沖縄行きの飛行機に飛び乗る。
夜遅くについた沖縄のホテルで楽しかった~疲れた〜と言いながらホテルのプールで2泊だらだらと過ごし、グランドキャニオンの思い出に浸っていました。
おわりに:旅が教えてくれた“大切なこと”
ラスベガスから帰国した数ヶ月後に妊娠が発覚、コロナ禍で外出制限、2人目の妊娠出産で、私の怒涛の20代の旅は幕を閉じました。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
私の旅は一貫して、『行きたい、見たい、知りたい』を大切にしています。
勢いって大事。怖いもの知らずだったかもしれないけど、やりたい事をやりたい時に行動に移してチャレンジしたこと、未知の世界に“うりゃー“って飛び込む勇気は、母になった今でも活きていると感じています。
子育てに翻弄される毎日ですが、一人の人として自分のやりたいことは諦めない。
やりたいと思ったことは、とりあえずやってみる。
やらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい。
どうやったらやれるのか、やれる努力をコツコツと。
おばあちゃんになったとき、自分の人生が楽しかったと心から思えるように。
今後とも当ブログ“ゆるり空色。”をよろしくお願いします。